信頼してた人が犯罪を犯した時のショックときたら【体験談】
どもGawaです
人生で一番ショックなことって何でしょうか。
大切なものを壊した時でしょうか?好きな人が亡くなることでしょうか?週一の深夜アニメを生で見れなかった時でしょうか?人によってそれぞれ違う答え方をするかと思います。
俺がショックだったのは信頼してた人が犯罪を犯した時です。
今日はそれについて語っていきます。
あれは2年前…
俺がスーパーで正社員だったころの話です。
時間帯は昼頃で沢山の主婦が押し寄せてきます。カゴに魚やら肉やら野菜やら入れたモンが次から次へとレジへ押し寄せてきます。俺は頑張って処理し、山を越えようやく一息ついたときのことです。
フラフラ~っと1人、おじさんが店内へ入ってきました。初対面です。すごいフラフラしてるんですこのおじさん。フラフラしてると思いきやあたりを急にキョロキョロしたりもします。
ラッシュを越えたあたりのスーパーはガラガラで店内は2~3人ほどしか人がいませんので、彼の行動はすごい目立ちました。俺は何だコイツと思いながらジッと見ていました。
おじさんは鮮魚コーナーや精肉コーナーをチラチラ見てはアイス売り場へ行ったりととにかく落ち着きがありません。落ち着いてェェェ!!
その後おじさんは何やらブツブツ言いながらグロサリー売り場(食料雑貨)の並んだ棚の中へ駆け込んでいきました。グロサリー売り場はレジや、鮮魚、精肉売り場から死角になっており見えません。3~4分くらい経ってもおじさんは中々出てこない。何があったんでしょう。
俺「…?」
店長「オイィィィィィィイイイ!!」
ん?店長の叫び声が向こうのスーパーの入口から聞こえてきます。
俺はその時たしかお客さんがいなかったのでレジから離れて店長の方へ近づきました。
なんということでしょう。
なんと例のおじさんが身体をアメフト選手のようにパンパンに膨らましながら店の外へ向かおうと闊歩しているではありませんか!見てくださいあのおじさんのシャツの中にゴツゴツとしたものが入りくんだあの異様な姿を!
ええ、万引きです。
おじさんは万引き犯だったのです。
しかしあまりにもバレバレなのに平然としていてビビりました。彼はそのまま事務室の中へと消えていきました。連行される途中で粗挽き肉100gを落としていくのが垣間見えたのを今でも覚えています。
後日…
俺「いや~もうここの店ホントに万引き多くて…」
おば「たかが数千円で人生を棒に振るなんてね~まったく…バカみたいよね」
俺はいつも買ってくださるお客様(おばさん)と仲良くなりました。
おばさんは俺がここの会社へ入社する前からずっと常連客らしく、他の店員さんとも仲の良い人です。いつも面白いことを言ってくれるので、日々疲れている俺にとっては癒やしでした。
店員B「あっおばさ~んこんちゃーす!」
店員C「いつもありがとねおばちゃん!」
俺「ありがとございまぁん♪」
コミュ障の俺でもおばさんとすぐ仲良くなりました。
当時、年上の方と仲良くなるのは生まれて初めてだったのでとても嬉しかったのを覚えています。
後日、俺は仕事のためいつものようにスーパーへ向かいました、その日は遅番だったので午後2時からの出勤です。事務室へ降りてタイムカードを押そうとしたその時です。
俺「……?」
誰かが店長の前で土下座しているんです。場は重たい空気で店長は厳しそうな目つきで土下座している人を睨みつけています。なんだまた万引きか~?
俺「……おばさん!?」
目を凝らしてよく見ると…あの、仲良くなったおばさんではありませんか。スーパーで長年常連だった…沢山の方と面識のあるあの、おばさんが土下座しているという。
店長「ホントに信じられないよ」
なんと店長が説明するにおばさんは万引きをして事務室へ連れて来られたらしいですが、何と今回が初犯ではないようで、ずーっと前から万引きをしていたらしいんです。俺らを騙してはバレないようにやりくりしていたんです。店長はちょっと前からうすうす感じていたらしいんですが我慢できなくなって声を掛けたとのこと。おばさん…数千円で人生棒に振るってバカみたいってアンタ自分で言うてたやん。
おばさんは店長に情けをかけられ警察を呼ばれなかったらしいですが、今後二度とこのお店にくることはありませんでした。
■その後
あの日以降、常連客が1人こなくなっただけでは別にお店の売り上げはあまり変わりませんがとにかく俺はショックがデカかったです。
一番ショックだったのは、おばさんは俺と楽しく話していたのは本心じゃなかったのかなということです。万引きをするために俺を利用していたのかなって、そう考えると非常に辛いです。わりとガチで人間不信になりました。レジの人間は笑顔が一番なのに俺は死んだ顔をしていましたね。
■まとめ
犯罪は自分だけではなく周りの人間も不幸に陥れるんだなって思いました。
犯罪はしてはいけない(周知の事実)
当たり前のことですが心に刻みました。
終了